他の業界を目指す人はもちろん、介護業界にもさまざまな志望動機や経歴を持った人が集まります。採用者の目に留まるにはなぜ介護の仕事をしたいのかだけを書くのではなく、介護業界を目指す動機につながったエピソードなどを盛り込んだ書き方が必要です。例えば「利用者の方に『ありがとう』と言ってもらえる喜びを感じたい」という志望動機があったとします。その動機に「前職で接客業をしており、お客さんに感謝される事にやりがいを感じた」など自分の経験を絡め肉付けしていきましょう。「やる気は人1倍あります」などの無根拠なアピールでは採用者の心に響きにくいです。実体験を交えた書き方をする事で、採用者にやる気や人柄が伝わりやすくなります。また、志望動機をまとめる前に会社のウェブサイトやパンフレットで経営理念や方針を確かめておくのをおすすめします。採用者は会社の理念に共感してくれる人を求めています。会社の理念に共感したことを伝えた上で、介護業界に入ろうとした動機とうまく絡めた書き方をすると書類選考に関しては通過できる可能性が高いです。例えば「人の幸せを追求する」という理念を掲げた会社なら「ごみ拾いのボランティア活動で地域の人を喜ばせる事ができた。よって人にとって良い事をする喜びを感じる事ができた」といった実体験と絡め、その上で「人を幸せにする仕事をしたいと考え、介護の仕事を選んだ」といったような自分の入社動機ともつなげた書き方をしましょう。